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日本を救うインド人

日本を救うインド人 (講談社+α新書)
 旧東京銀行のインド支店長を務めた後、インド進出を行う日本企業のコンサルタント企業を立ち上げた著者が記す、インドのビジネス事情。
 日本人は「沈黙は金」と言いますが、インドでは「言うのはただ」という気質を持っているとか。植民地時代など、日本人が理解しにくい時代背景を持つことから、その考え方も受け入れ難い部分が多いようです。ただ、この辺を理解できれば、中間職の人間がしっかりしているとか、ビジネスでお付き合いしやすいことも多いようです。
 また本書の終盤では、インドの経済情勢も踏まえて、今後の日本とインドの発展のための、著者のビジョンが説明されています。私自身はインドに行ったことがないので、お役立ち度は判断できないのですが、なかなか中身の濃い本だと思いました。
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私の部下はイギリス人

 私の部下はイギリス人―アングロサクソンが世界を牛耳っているわけ
 日本メーカーのイギリス法人で社長を務めた著者のエッセイ。オーストラリア、アメリカにも出向されていたそうで、イギリスだけでなく、アングロサクソン一般の印象も綴られています。
 内容は、実際に経験したことと、それに対する考察みたいなことに分けられます。考察はちょっと飛躍しすぎた内容が多いので、実際の経験談だけ参考にすればよいかなぁ思いました。ただ、アングロサクソンに対する悪い印象が多く、読み終わった後は、世界の人々は性悪説で見るべきなのかと、ちょっと悲観的になってしまいました。

ウルトラ・ダラー (新潮文庫)

ウルトラ・ダラー (新潮文庫)
 偽百ドル札をめぐる、各国諜報員たちの暗躍を綴った小説。著者が外交ジャーナリストで、多くの事実が盛り込まれているそうです。なんでも、この小説が発表された後に、それを追うように、同様の事件が現実になったとか。私もニュースなどで、スーパーXという偽札とか、それを判別できる機械とか、小説に出てくる物を見た記憶があります。ただし、事実とは異なることも描かれているようなので、この内容を鵜呑みにするのは危険。まぁ、小説ですからね。ただ小説としては、終わり方がぐだぐだで残念。多くの謎は伏せられたまま、ぼやけた描写のアクションシーンに突入、その後どうなる?という完全に尻切れトンボのところで終わりでした。外交とか、経済に関係のある人だったら、自分の知る現実と対比しながら、ある程度楽しめるかもしれません。

iPadによって失うもの生まれるもの

iPadは、本棚なきコトバダイバーたちを生む
 表題にある「コトバダイバー」、もっと本を読もうという国の運動みたいですが、リンク先を見ても意図がよく分かりません。本文でもほとんど触れられないし、まぁ、それはそれとして。
 本題は、新しい便利な道具によって、失われていく能力があるということ。iPodによるデジタルサウンドは、曲間のノイズの聞き分け能力を失わせたとか。まぁ、これは無くなっても問題ない能力ですが、圧縮音源は、高音部分を削っちゃっているとかありますので、実際、聴力が衰えているのかもしれません。
 では、iPadの登場では何が失われるのか?本文では、本棚が引き合いに出されていましたが、私は速読が失われる可能性があるのではないかと思いました。以前テレビで見た速読は、1秒間に2,3枚ページをめくっていきながら、内容を覚えていました。これには、ページをめくる動作(リズム、感触)、斜め読み、見やすい印刷紙面などが、必要要素ではないかと思います。これは、現在の電子書籍では実現できないでしょう。ただし、表示画面がさらにくっきりとなり、表示切り替えが早くなると、新しい速読方法が出てくる可能性があるとも思います。現状では、自分が読みやすい文字の大きさを選べるとか、スクロール速度を調整するとか、自分に合った文章の読み方が定着しつつあります。あとは、台詞の色やフォントが、話す人によって変わるとか、新しい表現方法が出てくるかもしれません。その中から、紙の本よりも早く読む方法が生まれてくると思います。ただ、そう考えると、電子書籍の本格的な普及は、そのような新しい読み方が定着するとき、つまり5年は先になるような気がします。

(フロッピーの動作音で、グレーターデーモンの登場を聞き分けるくだりを入れたかったけど、無理でした...)

改良版か?

 気分が乗ってきたので、昔風の書き込みなど。
シャープ、裸眼視可能な2D/3D切り替え式3.4型液晶
私の前の携帯、SH251isの高解像版なのでしょうか。SH251isの液晶、今使っているP703iμよりも液晶がきれいです。カメラもきれいに写ります。シャープの新しい液晶、期待大です。でも、FOMAになってから動作がおバカさんなんですよね。これはシャープだけじゃないですけど。この感想、3年前のものなので、最近は良くなっているんでしょうか。

マグマ (朝日文庫)

 今回読んだのは、マグマ (朝日文庫)。著者は、ハゲタカ(上) (講談社文庫)で有名なようですが、諸般の事情により、マグマ (朝日文庫)を先に読みました。
 地熱発電の開発、事業化を、外資による企業買収を軸に書かれた物語。物語の大部分は、事業化に関わる人たちの人間模様ですが、現実の地熱発電に関する状況も、分かりやすく物語に組み込まれています。ただ、描かれている問題は外的なことだけでした。技術的な問題も、ちょっとは突っ込んでほしかったと思いましたが、技術的なことは専門書を読むべきですかね。その他、頑固な技術者などの登場人物や、わずか1年で国を動かすほどの規模で事業化を成功させるストーリーなど、物語だなぁと思ってしまう部分が多いですが、迷わず一気に読めることで楽しませてもらいました。ラストもありがちですが、私は好きです。
 ちなみに検索すると、マグマ (角川文庫)も出てきました。こっちの方がちょっと安いですね。内容紹介文からすると中身は同じと思いますが、購入の際は、ご自身でお確かめ願います。

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