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Dojo―道場

Dojo―道場 (文春文庫)
 入門者300人から1人と言われる、強豪空手道場の黒帯を持ちながら、会社からリストラされ、気弱で、超お人好しな男性が主人公のお話。そんな性格の人間が、それほどの難関の黒帯を締めることが出来るのか?という疑問が湧きますが、そこはお話ということで納得しましょう。
 そんな主人公が、元日本チャンピオンの先輩が起こした道場を押しつけられ、再就職活動も進められないまま、ずるずると道場再建に奮闘してます。そこには、同じくリストラされた中年の空手初心者や、暗い過去を持つ恋人らが集まり、人の弱さから生じる難題に立ち向かっていきます。
 この巻では、5つのエピソードが収められていますが、いずれもその難題を完全には解決できないことで、現実社会の問題の深さを描き、そこに立ち向かい悩む主人公の様子が、現実を完全にはあきらめない気持ちを起こさせてくれる気がします。
 空手という素材を生かすためか、諜報機関などが絡む、やや突拍子もない展開があったり、エピソードごとに同じ人物の性格が少々変化したりと、読みにくい部分もありますが、この本の本質は、様々な人間の関わりを描いている部分であり、この部分を楽しむ物語だと思います。

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