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ウルトラ・ダラー (新潮文庫)

ウルトラ・ダラー (新潮文庫)
 偽百ドル札をめぐる、各国諜報員たちの暗躍を綴った小説。著者が外交ジャーナリストで、多くの事実が盛り込まれているそうです。なんでも、この小説が発表された後に、それを追うように、同様の事件が現実になったとか。私もニュースなどで、スーパーXという偽札とか、それを判別できる機械とか、小説に出てくる物を見た記憶があります。ただし、事実とは異なることも描かれているようなので、この内容を鵜呑みにするのは危険。まぁ、小説ですからね。ただ小説としては、終わり方がぐだぐだで残念。多くの謎は伏せられたまま、ぼやけた描写のアクションシーンに突入、その後どうなる?という完全に尻切れトンボのところで終わりでした。外交とか、経済に関係のある人だったら、自分の知る現実と対比しながら、ある程度楽しめるかもしれません。

マグマ (朝日文庫)

 今回読んだのは、マグマ (朝日文庫)。著者は、ハゲタカ(上) (講談社文庫)で有名なようですが、諸般の事情により、マグマ (朝日文庫)を先に読みました。
 地熱発電の開発、事業化を、外資による企業買収を軸に書かれた物語。物語の大部分は、事業化に関わる人たちの人間模様ですが、現実の地熱発電に関する状況も、分かりやすく物語に組み込まれています。ただ、描かれている問題は外的なことだけでした。技術的な問題も、ちょっとは突っ込んでほしかったと思いましたが、技術的なことは専門書を読むべきですかね。その他、頑固な技術者などの登場人物や、わずか1年で国を動かすほどの規模で事業化を成功させるストーリーなど、物語だなぁと思ってしまう部分が多いですが、迷わず一気に読めることで楽しませてもらいました。ラストもありがちですが、私は好きです。
 ちなみに検索すると、マグマ (角川文庫)も出てきました。こっちの方がちょっと安いですね。内容紹介文からすると中身は同じと思いますが、購入の際は、ご自身でお確かめ願います。

バカの壁

 今回は、2003年のベストセラー、バカの壁 (新潮新書)。この本は、著者が話したことを、編集者の方がまとめてくださったものだそうです。
 ほとんどの人の常識は、狭い範囲でしか常識足りえず、ちょっと外の世界に出れば、非常識になることが多い。これが、バカの壁だと。それを認識しないと自分の成長はないし、他の常識を持つ人と話をすると、いさかいが生じてしまうことがあるとのこと。
 残念ながら、どうすればバカの壁を認識できるか?他の人の壁がどこにあるかを知る方法は?書いてありませんでした。個人的には、自分にもバカの壁があることは分かっているつもりなので、新たな発見はありませんでした。でも、バカの壁を認識していない人が読むと、身の回りの事柄も、これまでとは違った見方ができるようになるのではないかと思います。

毎日が日曜日

 久々更新の第二弾は、毎日が日曜日 (新潮文庫)官僚たちの夏 (新潮文庫)と同じ、城山三郎さんの著作です。時代は、官僚たちの夏 (新潮文庫)の後半の頃でしょうか。商社マンの人間模様が描かれています。
 仕事と家庭、定年後の生活、企業内での立ち回り方などについて、様々な悩みに立ち向かっていく主人公たち。時代背景の違いから、詳細は違えども、現代も悩みの原因は変わらないのだなぁと感じました。
 また物語の中で、文字通り密林を切り開いての農場開発や、京都の独特の風習(?)など、様々な世界観が描かれて勉強になります。
 このように、いろいろな事柄が詰め込まれた内容のため、社会人であればどこかに共感するところがあると思いますが、主題は読む人によって変化するのではないかと感じました。
 ひとつ私が驚いたことは、私にとっては、最近10年ほどの大きな変化と思われていた企業を取り巻く状況が、30年以上前のこの作品で、すでに描かれていることです。外資企業による国内企業の吸収合併、完全実力主義の昇進制度、リストラへの不安などなど。舞台が、世界を相手にすることが前提の商社であることが関係するのかもしれませんが、雇用制度の変化は、すでに始まっていたということですね。そう考えると、現代はさらに別の変化が、すでに始まっている可能性もあります。その時々で、自分にとってベストな人生を歩むためにはその動きをいち早く察知する必要がありますが難しいですね。
 さて、城山さんの作品は、毎日が日曜日官僚たちの夏しか読んでいないのですが、いずれも終わりは尻切れトンボ。でも、社会人の生き方を描いた作品で、そこに正解はないので、それで良いのでしょう。読者が、それぞれ感じることを感じる作品だと思います。

官僚たちの夏

 久々の更新です。
 諸般の事情により、本の紹介が増えると思います。電子ブックで読めばブログ名に合致するんですが、残念ながら紙の本を読んでいく予定。

 さて、復活の第一弾は、官僚たちの夏 (新潮文庫)去年放映された同名ドラマの原作です。昭和30年、高度成長の時代が始まったころの時代を、通産官僚を軸として描いた物語。一応フィクションですが、多くの登場人物にはモデルがいるようで、実際の歴史に沿った展開が繰り広げられます。
 ドラマでは、国産の自動車や電算機の開発物語から興味を持って見始めたのですが、最後は官僚と政治家たちの戦い(?)に引き込まれました。原作は、より官僚と政治家に的が絞られています。この頃の官僚、政治家は、ともに日本の未来を考えているものの、人によって目指す方向が異なり、激しくぶつかり合っています。実際の歴史に沿った内容だけに、物語終了の後の顛末は今の私たちの目の前にあるのですが、彼らの行動の何が正解で、何が間違っていたのか、現在という結果を見ても、判断に迷うことばかりです。また、昼夜平日休日問わず働く人たちが多く描かれていますが、自分の時間を大切にし、余裕を持って、それでも結果を出していく人たちも登場します。この、働き方についても、どちらが正解なのかは分かりません。
 ちなみに、現在の官僚や政治家は、テレビに出るような若手の政治家とか、こういう記事とかをみると、日本の未来を良くするという目標を持っているとは思うのですが、いまいち実現へのエネルギーが感じられませんね。でも、私自身は目標も定まらない日々です。本を読んで、人が大きなエネルギーを発揮するのは、目標を持ったときであり、その実現方法は人それぞれである、と考えています。さて、私は目標をどこに置こうか...と迷う日々です。

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